天候を変化すると戦闘で有利になれる場合が多々あります
今回はマップ上でもたまに降っている「雨」を使った戦術です




前提
天気を雨にするには、次の二つの方法があります

A:特性「あめふらし」
あめふらしで降り出した雨は、他の天気技を使われるまで止む事がない上、発動に余計なターンを使いません
しかし、あめふらしを特性に持つポケモンはカイオーガだけなので、 殆どのルールでカイオーガの使用が禁止されている今では次に挙げるBの方法が一般的です

B:技「あまごい」
あまごいで降り出した雨は、あめふらしのものとは違い、発動に1ターンかかる上、5ターンしか継続しません
雨を利用できるターン数が限られているため、無駄なく戦う事が重要になってきます
しめったいわを持たせておくと継続ターンが8ターンに延びるので、他に持たせる物がないなら持たせておくといいでしょう


雨の利用法
1:技の強化・弱化
雨の中では水タイプの技の威力が1.5倍に炎タイプの技の威力が0.5倍になります
強力な水技で攻める事ができるようになる上に、炎タイプに弱いポケモンを守る事ができます

2:技の性能変化
雨の中ではかみなりが必中になり、ソーラービームの威力が半分になります
また、ウェザーボールはタイプが水に変わり、威力が100になります
さらに、こうごうせい・あさのひざし・つきのひかりは回復量が半減します

命中率が低めのかみなりが必中になる事で、威力も高くPPもある非常に使いやすい技に変化します
ソーラービームやこうごうせいなどの性能を半減できればかなり有利に戦えるようになります

3:特性の発動
雨が降っている事を条件に発動する特性があります
A:すいすい
雨の中で素早さが2倍になる特性です
素早さが相当低くない限りほぼ全てのポケモンより速くなるためあまごいに費やしたターンの元は十分取れます

B:あめうけざら・かんそうはだ
雨の間、毎ターンHPを最大HPの1/16だけ回復します
持久戦仕様のパーティの時は便利です

C:てんきや
ポワルンは雨の中では水タイプになります
1で述べたように、ウェザーボールも水タイプになっているので、雨の時の威力はタイプ一致と天気補正が掛かり、225になります

D:うるおいボディ
雨が降っている間、状態異常を受け付けなくなります
かなり便利な特性ですが、この特性を持つのはマナフィ・フィオネ・ジュゴンだけと少ないので、あまり使いどころはないかもしれません


備考・応用
・1と3−Aを組み合わせるだけでも、1ターンかけて雨にする価値があります
 すいすいによる先制+強力な水技は驚異的な力を発揮します

・雨を使う相手への対策としては
 1:天気を変える  2:エアロック・ノーてんき  3:自分も雨を利用する
 などが挙げられます
 雨を使うときは相手にも雨の影響があることに注意しましょう