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第二回 ポケモンの性質とモンスターボールの原理


前回、ポケモンの起源と根幹の部分を皆に見て貰った。
今回はもう少し詳しくポケモンの本質に迫っていきたいと思う。


─以下ゴードン教授の研究レポートPT-261より─

量子生命体(ポケモン)が構成データと粒子に分割出来るという事は以前のレポートで説明した通りだ。
そして構成データは空間に出ると実体を構築し始める。
これはモンスターボールの基礎原理にもなっている。つまり回収の際はデータのみをボール内に保存し、実体化の際はそのデータで再構築させるのだ。
だがここで、鋭い人は疑問に思うかもしれない。
それは、何故再構築後もダメージが残っているのかという事だ。再構築がなされれば傷の部位の情報も元に戻るはずである。
しかし、そうはならない。これにはきちんとした理由がある。

この事を説明するためにはまず構成データの性質を理解して貰わないといけない。
ポケモンの構成データは具体的に「個体データ」「保存データ」「生存データ」の3つに分ける事が出来る。

まず個体データだが、これは一般的には「遺伝子」と呼ばれる事が多い。
個体データは親から受け継がれてその生命体の基本的性質を保持している。そして他の2つのデータと違い、このデータのみコピーが可能なのである。
個体データをコピーする事をクローニング、コピーされた個体データによって生み出された生命体をクローンと呼ぶ。

次に保存データだが、これは人間でいう所の「記憶」にあたるものである。つまりそのポケモンが生まれてから今までの全ての経験がこの部位に蓄積されている。
この部分のデータ量は時間と共に一定の割合で増加していて、その事が体に様々な影響を及ぼす。

最後に生存データだ。
生存データはポケモンの各粒子の配置を記憶し、実体化中は粒子と一体化している。その為、ポケモンの体がダメージを受けると生存データも失われて損傷を持続させる事となる。
生存データは個体データと保存データに依存して存在し、生存データが失われると個体データと保存データからその部分を補完するためにデータが再生される。
これがポケモンの自己治癒能力の元であるが、この作業には多少の時間がかかる。
生存データでは全てのポケモンが共通の基礎コードを持ち、それの上に生存データは構築されている。
だから回復を早める為にはこの基礎コードを与えて生存データを作り易くしてやる方法が良い。実際にこの方法はポケモンセンターなどで大分前から行われている方法だ。


保存データは時と共に肥大する。
その為に一部のポケモンはそのデータ量に見合った体に自身を作り変える。これが成長による進化である。
成長(レベル)進化はあらかじめ個体データで定義され、保存データが命令し、そして生存データを拡張して起きる。
もし、この時に個体データが複数の進化を定義している場合、保存データによってその進化の道筋は決まる。
道具を使用する進化はその量子物体から得たデータで生存データを拡張する。もちろん、これも生まれつき個体データで定義されている。
ポケモンは所有者との記憶が保存データの中で別格化されているために、所有者との関わり方が進化のきっかけとなる場合もある。所有者と長い時間を過ごしたり、所有者が変わったりした時にも進化が起こるのはこの為だ。
しかし、保存データが肥大化し過ぎて生物としての限界容量を上回るとそのデータは生存データの領域まで浸食するようになり、当然、体のあちらこちらに綻びを生じさせる。
これがポケモンの老化のメカニズムだ。
そして生存データが自己を保持する事が出来なくなると「死」が訪れる。その他戦闘によって生存データが一定以上失われても死は訪れる。



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以上がポケモンの基本的性質である。
実はポケモンの遺伝子の研究はこのレポートが発表される前から始まっていた。
しかし我々はそもそも「遺伝子」とは何であるかを考えて来なかったのである。
ところが、科学力の近年のめざましい発達によって今まで見えていなかった部分が見えてくるようになり、数年前では考えられないような新たなポケモンの性質が次々と分かってきた。
ここに書かれている事は数年後にはもう当たり前になっている可能性が高いが、それが科学の進歩というものだろう。


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